「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年1月19日(火)

愛媛銀が改憲運動広報

県内右翼団体の結成集会紹介

銀行の公共性損なう

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 第二地方銀行の愛媛銀行(本店・愛媛県松山市、本田元広頭取)が自行ホームページに掲載した広報で、右翼改憲団体が県内で開いた集会を報じ、改憲運動に加担していたことが18日までに、わかりました。「銀行の業務の公共性」(銀行法)に反するものです。(竹腰将弘)


 問題の広報は「ひめぎんインフォメーション」(2015年4月30日発表)。「『美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会』設立総会及び『憲法改正を実現しよう!大講演会』が開催されました!」という見出しで、昨年4月28日に松山市内で開かれた集会の様子を伝えたものです。

 「設立総会では、設立に向け中心となって準備を進めてきた日本会議愛媛県本部・中山紘治郎会長(当行会長)より開会あいさつ」と、「県民の会」設立の中心になったのが愛媛銀行会長であることを強調しています。

 この「県民の会」は、「新憲法制定」を呼号する日本会議、神道政治連盟など右翼改憲派を結集してつくられた「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(14年10月発足、共同代表・ジャーナリストの櫻井よしこ氏ら)が、全国的な運動をすすめるための受け皿として、各都道府県レベルの会設立をすすめるなかつくられたものです。

 記事は、櫻井氏が同日の集会で講演し、「憲法を変えることにより日本が日本に立ち戻る」などとのべたと紹介しています。

 さらに、「今後、愛媛では来年7月の参議院選挙での憲法改正を目指して、(中略)強力に憲法改正運動を推進し、まずは12万の愛媛署名目標を早期に達成していく予定です」と、県内ですすめる改憲賛同署名集めの目標を明示し、同会の運動に肩入れする記事となっています。

 愛媛銀行広報の話 インフォメーションは、当行や当行幹部の動静をお知らせしているもので、当行会長であり日本会議会長である中山の動きをお知らせした。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって