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2016年1月14日(木)

普天間基地所属と同型 オスプレイ 事故最多

アフガン展開中の海兵隊機

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 沖縄県宜野湾市の市街地の中心部を占拠する米海兵隊普天間基地に所属するMV22オスプレイ、CH53E大型輸送ヘリと同型機が、アフガニスタンに展開する海兵隊航空機の中で最も多くの事故を起こしていたことが分かりました。

 米海軍安全センターがこのほど公表した報告書によると、アフガンで海兵隊が増派された2010〜12米会計年度にかけて、クラスA(最も深刻)からDに分類された航空機の事故が急増。同期間の件数を見るとMV22とCH53Eが各8件で最多を占め、事故33件のうち約半数を占めています。また、CH53Eの旧型であるCH53Dも6件の事故を起こしています。

 10万飛行時間あたりの事故数(事故率)はMV22とCH53D、Eを合わせると85・16で、全体の11・25を大きく上回っています。報告書は「統計上、MV22BとCH53D、Eの事故率は、他の全航空機と比較して顕著に高い」と結論づけています。

 ただ、事故機の飛行時間の総計を見ると、CH53Eの1万9481時間に対して、MV22はわずか724時間にとどまっています。CH53Eの約27分の1の時間しか飛んでいないのに事故発生件数で並んでいます。オスプレイが欠陥機であることは疑いがありません。

 現在、普天間基地に常駐している48機のうちMV22が24機で半数を占め、CH53Eが8機です。いずれも昼夜を分かたず市街地上空を飛行し、深刻な騒音被害と墜落の恐怖を与えています。04年8月には、普天間所属のCH53Dが沖縄国際大に墜落しました。


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