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2015年12月6日(日)

戦争法の問題点批判

京都 憲法学者・長谷部氏が講演

井上議員あいさつ

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(写真)長谷部氏を招いて開かれた戦争法廃止をめざす講演会=4日、京都市左京区

 戦争法を廃止に追い込もうと、憲法学者の長谷部恭男(はせべ・やすお)早稲田大学教授を招いた講演会が4日夜、京都市左京区の京都教育文化センターで開かれました。会場いっぱいの465人が参加し、第2会場も設けました。講演会は、京都教職員組合、京都退職教職員の会が呼びかけたもの。

 長谷部氏は、多くの憲法学者が安保法を違憲と示したことを「私自身驚いた」とし、政府が集団的自衛権行使の根拠にした論拠や事例、戦争法の問題点を詳しく批判。「『国の存立が脅かされ』たと言っていかにも限定的に見える文言と、地球の裏側まで行って武力行使するぞという政府の意図の間には常人では理解できない、乖離(かいり)がある」などと述べました。

 戦争法反対の運動について「全国的に巻き起こっているのは対抗軸を示し民意を的確に反映させる『カウンターデモクラシー』だ。こうした動きをさらに広め、民主主義をより完全なものにする必要がある」と強調。一方で、「ただ政治の動きを変えようとすると、やはり選挙を通じたプロセスに訴え、安保関連法の廃止をめざさなければいけない。来年7月の参院選は直ちに政権選択の選挙にはならないが、参院の多数で自衛隊の出動命令は止めることができる」と指摘しました。

 会場からの質問に「1人区は野党が結集しないとそもそも勝負にならない。野党のみなさんにもよく考えていただきたい。期待している」と答え、拍手が湧き起こりました。

 日本共産党の井上哲士参院議員、「ママの会@京都」の母親が連帯あいさつし、民主党の福山哲郎参院議員がメッセージを寄せました。


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