2015年11月28日(土)
政府の辺野古3区新補助金
地方自治ないがしろ
名護市長「分断工作だ」
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沖縄県名護市の稲嶺進市長は27日、政府が同市の辺野古3区に補助金を直接拠出する「再編関連特別地域支援事業補助金」を新設するとしたことについて、「全国でこの地域だけを対象としたものだということを考えると、公共のために使う補助金として本当に妥当なものか理解を超える」と批判しました。市役所で記者団の質問に答えました。
稲嶺市長は、中谷元・防衛相が会見で「地方自治に反するという指摘は当たらない」と述べたことに対し「補助金の対象事業として挙げられているものは、すべて地方自治体が地域住民に対して支援をしていく内容のものと解釈される。それからすると、当該自治体の頭越しに直接やるということは、地方自治をないがしろにするもの以外、何ものでもない。この地域だけ対象となると、分断工作というか、“アメとムチ”の最たるものだ」と反論しました。