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2015年11月26日(木)

岩礁破砕を県が照会

防衛局のブロック投下計画に

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(写真)サンゴを押しつぶすコンクリートブロック=沖縄県名護市辺野古沖(ヘリ基地反対協のダイビングチーム・レインボー提供)

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は、汚濁防止膜を固定するため、新たに巨大コンクリートブロックを投下しようとしています。286個のうち102個は57トンあります。すでに作業現場には、コンクリートブロックを投下するために使われる大型のクレーン船が来ていますが、沖縄防衛局は県にたいし何も説明していません。

 県は25日、この件について沖縄防衛局に文書で、コンクリートブロックの使用目的、寸法、個数、設置位置、2014年7月の申請書との整合性について照会を行いました。

 文書では併せて、8、9月に実施した臨時制限区域立ち入り調査で、20トンコンクリートブロックによる破砕が確認されていることを指摘。大重量の構造物設置行為は、岩礁破砕行為に該当する可能性が高いとして「本件の確認ができるまでの間、当該コンクリートブロックを海域へ設置されないよう」求めています。

 今年1月に臨時制限区域を示すフロートを設置するためコンクリートブロックを投下。その際、サンゴ礁を破壊した疑いがあり、県が調査を求めました。しかし、実際に米軍の許可が下りたのは、6カ月後。ブロック投下による岩礁破砕があったと判断することは困難との結論で、岩礁破砕許可取り消しには至りませんでした。


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