2015年11月23日(月)
福島・沖縄へとどけ歌声
うたごえ祭典2日目 7500人が参加
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「2015日本のうたごえ祭典in愛知」は2日目の22日、名古屋市の日本ガイシホールで大音楽会を開き、7500人が参加しました。
500台の太鼓で演奏した「あゆちの鼓動」と、「青い空は」の大合唱で開幕。愛知で生まれた合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」をアジア各国の子どもたちも参加した2000人の合唱団が歌い、会場を盛り上げました。
原発事故で避難生活が続く福島県南相馬市の小高中学校で創作された合唱曲「群青」を、作曲者の小田美樹さんの指揮で中高生が熱唱し、離れてしまった仲間に会いたいと願う気持ちを届けました。沖縄に住むシンガー・ソングライターのユキヒロさんは、武器は持たないという先人の決意を語り継ごうと歌った自作の「HEIWAの鐘」を青年とともに歌いました。
福島と沖縄から映像によるメッセージも寄せられました。米軍新基地建設に反対してたたかう辺野古で「全国の力が必要」と語る切実な声に、会場の参加者は連帯の思いを込めて「沖縄を返せ」を力強く響かせました。
作曲家・池辺晋一郎さんの指揮で「地球の九条もしくは南極賛歌」「奪われし初恋」などが演奏されました。
祭典は、23日に合唱発表会を開き閉幕します。