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2015年11月12日(木)

介護の日 相談殺到

要介護4 退所迫られ■目不自由で夫を…

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 「介護の日」の11日、中央社会保障推進協議会(中央社保協)と認知症の人と家族の会は「介護・認知症なんでも無料電話相談」を行いました。両者の共催は初めて。15都道府県で実施し、介護や医療の専門家らが対応、「聞いてもらい気持ちが落ち着いた」などの声が聞かれました。

 8回線を引いた東京の会場では、昼のニュース報道を機に電話が殺到、途切れることなく午後6時までに68件の相談が寄せられました。

 80代の男性は「施設に入所中の要介護4の姉が退所を迫られている。申し込んだ特養や有料老人ホームには断られている」と訴えました。障害があり働いていないという男性は、「母は寝たきりで有料老人ホーム。足の悪い父と2人暮らしだが、両親の年金のほとんどが施設の費用で消えている」と、生活の苦しさを話しました。

 85歳の女性から「老老介護」の訴えも。「認知症の90代の夫と2人暮らし。自分もほとんど目がみえない」。60代の男性は「両親を1人で10年介護し、みとったが介護貧乏でうつになってしまう」。相談員は地域包括支援センターなどを紹介し「1人で抱え込まないでいろんな人の手を借りることが大切」とアドバイスしていました。

 中央社保協の前沢淑子事務局次長は、「相次ぐ介護保険制度の改悪で、昨年に比べても深刻な内容が多いと感じた」と話しました。


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