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2015年9月20日(日)

きょうの潮流

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 箍(たが)が外れた―。竹や金属を輪にして桶(おけ)や樽(たる)の外側にはめ、締め固める箍。それを憲法に見立て、戦争法の成立によってそれが外れてしまった、とテレビで識者が発言していました▼海外で武力を使える。地球規模で米軍の兵站(へいたん)を担う。戦乱が続く地域で治安活動を行う。武器・弾薬の輸送、戦場に向かう軍用機の給油も可能になる。戦後日本の安全保障を大転換する戦争法は、憲法下での自衛隊の制約をことごとく外してしまいました▼「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」。憲法9条の否定は、戦前の軍部の独走にもつながるという危ぐもあります▼しかし時代は進んでいます。赤紙一つで戦地に向かわされた若者や、心の中で泣き叫びながら子どもを見送った母親たちはいま、世に「反対」の声をとどろかせています▼未明の成立から明けた国会は久しぶりに青空がひろがりました。そのもとで響き渡る「民主主義は止められない」「新しい国づくりがんばろう」のコール。雲外蒼天(そうてん)。どんな困難でも努力して乗り越えれば青空が望める。そんな意味が込められています▼戦前から戦争反対を貫いてきた日本共産党は、国民一人ひとりに呼びかけました。“戦争法廃止、立憲主義を取り戻す―この一点で一致するすべての政党・団体・個人が共同して、「戦争法廃止の国民連合政府」を樹立しよう”


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