「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年9月13日(日)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 こんなところで引き合いに出されては、サザンオールスターズも迷惑でしょう。「こんな人数のデモで国家の意思が決定されるなら、サザンのコンサートで意思決定する方がよほど民主主義だ」。大阪の橋下市長が8・30大行動に対してツイッターでつぶやきました▼自民党の谷垣幹事長も「いたずらに興奮とポピュリズムを巻き起こすものなら好ましいと言えない」。戦争法案反対の運動が盛り上がるなか、それを否定するような発言は国民多数の意思から乖離(かいり)する一部の権力者の姿を映します▼「社会を創り出す運動」。3・11以後、日本各地で続く市民運動を『デモのメディア論』の著者、伊藤昌亮(まさあき)さんはそう呼びます。インターネットを通し主催者と参加者が双方向で一つの行動を起こす。動員型ではなく、参加型の新しい社会運動の形だと▼自分の生活実感と政治がやろうとしていることの隔たり。そのあまりの大きさに声を上げ始めた市民も多い。いままで政治に関心がなかった、デモに参加したことがなかった、そういう人たちが立ち上がっています▼原発のない日本、平和な社会…。自分たちが望む世界を、自分たちの手でたぐり寄せていく。そんな思いが参加者一人ひとりからあふれる、自発的で一過性ではない国民運動が、いま広く、深く▼戦争法案の強行採決がいわれるなか、国会前や全国で日々わき起こっているデモ。14日にはふたたび国会を包み込む行動が実行されます。わたしたちの声で動く新しい政治をつくろう、と。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって