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2015年9月10日(木)

不当解雇した人の復職を

辰巳氏 JAL再生で迫る

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=8日、参院国交委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は8日の参院国土交通委員会で、日本航空(JAL)がパイロットと客室乗務員を不当解雇する一方、自主退職者が後を絶たず空の安全が脅かされている問題を内部文書を示して追及し、解雇撤回を求める原告らが見守るなか、「彼らを職場に戻さなければJALの再生は終わらない」と迫りました。

 辰巳氏は、JALが2010年の経営破たん時に熟練パイロットや客室乗務員ら1万6000人の大規模リストラを行ったのに加え、何よりも安全運行のために労働条件改善を求めたパイロット81人、客室乗務員84人を同年末に整理解雇した問題を追及。「昨年同時期を上回る機長の自主退職者の発生」「乗員計画の再精査」などと記したJAL運行企画部の文書を示し、「パイロット不足を告白したものだ」「『利益なくして安全なし』という安全軽視、不当解雇や経営のあり方、会社への不信が背景にある」と指摘しました。

 「JALを指導せよ」との辰巳氏の要求に、太田昭宏国交相は「パイロット不足は認識していない」「行政関与は適切ではない」などと無責任な態度に終始。7月に日航機がシンガポールで起こした重大インシデントの報告が、事後10日以上も遅れた問題も示し、「恣意(しい)的な解雇が会社への信頼をなくしている。信頼回復のために不当解雇された人たちを職場に戻し、パイロット不足を補うべきだ」と強調しました。


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