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2015年9月7日(月)

きょうの潮流

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 「民主主義って何だ」「これだ!」「裸の王様だれだ?」「アベ、アベ!」「廃案、廃案!」。ラップ調のテンポのいいコールが、休日の東京・新宿駅前歩行者天国に響き渡りました。戦争法案に反対する学生と学者による街宣行動▼午後3時すぎ、開始直後に土砂降りの雨が。その後も、降ったりやんだりを繰り返しましたが、歩行者天国を埋める人々の列は、時間を追うごとに伸びていきました▼自分たちの声で社会を変えたい。若者たちだけでなく、ママやパパ、学者たちの街頭での行動は、新しい文化として定着しつつあるような感があります▼最初に訴えた女子学生の言葉が印象的でした。彼女は戦争法案に加え、沖縄の基地問題、原発、異なる国籍を持つ人たちへのヘイトスピーチに触れ、70年前と同じ“空気”を感じ取っていました。そして、こう言います。「私は、多くの奨学金を抱えています。何百万円の奨学金で、何を学んでいるのか。それは、抑圧の権力とたたかうための知性です」▼当たり前と思ってきた平和や民主主義が揺らぎ、差別や抑圧がはびこる時代と、自らの生きづらさ。その接点に、安倍政権の「戦争する国」づくりがあることを見抜いた。それが知性というものなのでしょう▼対照的に、国会での政府の法案説明はボロボロに。自ら法案の口実にしてきた「立法事実」も崩壊しています。安倍政権に、若者たちに恥じない“知性”が少しでも残っているのなら、この戦争法案は廃案しかない。そう気づくはずです。


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