「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年9月1日(火)

障害年金支給して

堀内氏 等級判断問題で強調

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する堀内照文議員=8月28日、衆院厚労委

 日本共産党の堀内照文議員は8月28日の衆院厚生労働委員会で、障害年金の精神・知的障害の等級判定に関する検討会がまとめたガイドライン案の問題点をただし、「本来、支給できるはずの人に支給できていない現状こそただすべきだ」と強調しました。

 堀内氏は、現在では9割近くが障害基礎年金が支給される「2級」と認定されている状態の人が、ガイドライン案では「2級か3級」とされ、障害基礎年金が支払われない3級とされる危険性を指摘。「目安が事実上、原則化する」と追及しました。

 厚労省の樽見英樹審議官は、「あくまで参考。総合的に評価されている」などと弁明しました。

 堀内氏は、支給基準の改定が行われた心疾患では、手術をしたとはいえ改善したとはいえず“これ以上悪くならないよう調整しながら暮らしている”状態なのに「安定」と判定され、障害年金が受けられなくなる事態が起こっていることを指摘。「生活能力は変わらないのに退院したら年金支給されなくなった」などの声も紹介しながら、「格差是正は“ならす”ことが目的ではないはずだ。新たな無年金者を作ってはならない」と強調しました。

 堀内氏は認定のあり方について▽他分野の専門家も含めた合議制にし、書類審査だけでなく面談も行い、認定医も増やす▽検討会に障害者家族や関係団体などの当事者を参加させる―の2点を提案。塩崎恭久厚労相は「当事者の意見を聞いて作成することが重要」と答えました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって