2015年8月28日(金)
辺野古・高江を守ろう
NGOネット設立
14団体集会
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日本を拠点に環境・平和問題などに取り組む非政府組織(NGO)14団体は、沖縄県の名護市辺野古・大浦湾と東村高江で進められている米軍新基地建設に反対し、生物多様性を守ることをめざす「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」を設立し、26日、国会内で集会を行いました。
FoE Japanの満田夏花理事は「いまこそ多くの市民団体が広い輪をつくりながら、新基地建設を止めたい」と語りました。
桜井国俊沖縄大学名誉教授・沖縄環境ネットワーク世話人が記念講演しました。桜井氏は、翁長雄志県知事が設置した辺野古埋め立ての承認手続きについて検証する第三者委員会の委員を務めました。同委員会は「手続きに瑕疵(かし=法的欠陥)がある」とする報告書を7月16日に提出しました。
桜井氏は5回に及んだ県土木建築部のヒヤリングなどで判断した四つの瑕疵を報告。辺野古で行われた環境アセスメント(環境影響評価)については「アセスと言えないもので、これを認めたら日本でアセスが機能しなくなる」と批判しました。
「瑕疵があるという結論が出た以上、法治国家として放置することは許されない。翁長知事は速やかに『取り消し』の姿勢を示す必要がある」とのべました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員があいさつしました。