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2015年8月20日(木)

自民・武藤議員に出資金疑惑

未公開株話で4100万円集める

離党届受理

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「利己的」だと学生デモ中傷

 自民党の武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=が知人らに「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」と持ち掛け、約4000万円を集めながら、実際に株は購入されず、一部の出資金も返済されていないことがわかりました。19日発売の『週刊文春』が報じました。

 武藤議員は同日、コメントを発表し、「ご迷惑をお掛けした皆さまには心よりおわび申し上げます」と報道を否定しませんでした。「これ以上、党に迷惑をかけるわけにはいかない」と自民党に離党届を提出し、受理されました。

 『週刊文春』によると、武藤議員は昨年10月末、知人に「値上がり確実なソフトウエア会社の新規公開株を国会議員枠で買える」と未公開株の購入を持ちかけました。この呼びかけに23人が応じ、計4104万円が、りそな銀行衆議院支店の武藤議員の政策秘書の口座に振り込まれましたが、実際には株は購入されず、出資金の一部約700万円が戻っていません。

 「値上がり確実の未公開株」といえば、リクルート事件を想起させますが、ソフトウエア会社のホームページによると、昨年10月22日に、東京証券取引所マザーズ市場への上場承認が得られたことを公表、11月27日に上場しています。

 今回の未公開株取引に登場した武藤議員の政策秘書は、2012年12月の総選挙で自民党の公認争いに敗れ、引退した久間章生元防衛相の公設秘書を務めるなど、永田町のベテラン秘書です。

 武藤議員は、12年12月の総選挙で初当選、現在2期目。戦争法案に反対する学生らのデモを「彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」とツイッターで中傷し、批判の声があがっていました。


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