2015年8月8日(土)
新基地建設断念まで
辺野古 反対運動広げよう
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政府が沖縄県名護市辺野古の新基地建設作業を1カ月停止し、県との集中協議に入ると発表してからも、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、新基地反対の座り込みが続けられています。6日も多くの県民らが結集し、「運動をさらに強くして広げていこう」「このまま断念させるまで頑張ろう」と口々に訴えました。
うるま市の男性(73)は「政府がこの1カ月で運動が弱体化すると思っているなら大間違い。手を緩めることなく毎日取り組む」と表情を引き締めました。
俳優の故・菅原文太さんの妻で「辺野古基金」共同代表の菅原文子さんが駆け付け、「夫は政治の役割は国民を飢えさせないこと、戦争をしないことと言いましたが、私はそれに付け加えて、政治の役割はよい社会をつくることだと思います。そして、政治の責任は、政治家の責任という意味だけでなく、市民一人ひとりが主権者として、そういうことをすることがもっと大事だと思っています」とあいさつしました。
初めてゲート前を訪れた文子さん。「文太の気持ちと一緒に来ました。沖縄の歴史を背負ってたたかっている翁長雄志知事をいかに支えられるかにかかっています。工事が停止するこの1カ月は重要。翁長知事はこれまで以上に強い姿勢で取り組んでほしい」と語りました。
東京都から来た男性(68)は、国内や海外の企業から技術開発の手伝いに招かれる際に、辺野古の基地問題について話をしているといいます。「沖縄の人たちの確信の強さを感じます。自分のつながりを生かして共感を広げたい」と話しました。