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2015年8月7日(金)

核兵器も戦争もいらない

広島被爆70年 誓い新たに

世界大会 5500人のコール

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 米国が人類史上初めて原爆を広島に投下して70年がたった6日、広島市で、原水爆禁止2015年世界大会・被爆70年ヒロシマデー集会と、市主催の平和記念式典が開かれました。記念式典で松井一実市長は、2020年までの核兵器廃絶と核兵器禁止条約の交渉開始に向けた流れを加速させる決意を表明。つえをついた被爆者や遺族らが午前3時半には平和記念公園を訪れ、暗闇のなかで涙を浮かべて原爆碑に手を合わせました。核兵器も戦争も二度と繰り返してはならないという被爆者の願いを胸に、平和な世界を築く誓いを新たにする日となりました。世界大会は7日から長崎へと舞台を移します。


写真

(写真)被爆70年ヒロシマデー集会のフィナーレで、歌いながらステージを下りる海外代表ら=6日、広島市中区

 ヒロシマデー集会が開かれた広島県立総合体育館・グリーンアリーナのステージは、「NO WAR NO NUKES(戦争も核兵器もいらない)」「戦争法あかん」と書いた横断幕や垂れ幕で埋まりました。「核兵器のない世界へ―草の根の行動を」では、5500人の参加者が「戦争させない」「誰の子どもも殺させない」とコール。新日本婦人の会の代表が「被爆者の願いを私たちがひきついでがんばろう」と訴えると、核兵器廃絶を訴えるタオルを振って応える人の姿も。

 「被爆70年・スペシャル企画 被爆地広島から世界へ」では、広島の爆心地から3キロメートルで被爆したピアノの演奏で、被爆者がいっせいに登壇しました。被爆者と参加者が心を一つに、被爆地への思いを込めた「折り鶴」を合唱しました。

 広島で被爆したカナダ在住のセツコ・サーローさんが「核兵器のない平和と正義の世界のために一緒にたたかいましょう」と呼びかけ、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の谷口稜曄(すみてる)代表委員が、病床からビデオメッセージを寄せました。広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長は、「核兵器禁止条約実現を日本政府に働きかけていこう」と訴えました。

 国連のキム・ウォンス軍縮担当上級代表代行が「私たちの任務は国際社会として核兵器のない世界に向かって精力的に努力することです」と発言。キューバ諸国民友好協会のフェルナンド・ゴンサレス・ジョルト副会長が発言し、オーストリアのアレクサンダー・クメント大使がビデオメッセージを寄せました。

 日本共産党の志位和夫委員長が連帯あいさつ。海外代表3人が発言しました。

 ヒロシマデー集会は「広島からの呼びかけ」を採択しました。


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