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2015年8月6日(木)

力合わせ首相の暴挙阻もう

日本被団協が被爆70年宣言

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(写真)日本被団協が開いた「被爆者と市民のつどい」で、核兵器のない世界をめざし、決意を語る青年たち=5日、広島市

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は5日、「被爆70年 広島・長崎宣言 今こそ核兵器のない世界を!」を発表しました。被爆者のたゆまぬ運動がつくり上げてきた核兵器廃絶を求める世界の流れを踏みにじる安倍首相の戦争法案を厳しく批判しています。

 宣言は同日、日本被団協が広島市内で開いた「被爆者と市民のつどい」で採択しました。「日本国憲法の平和主義をかなぐり捨て、今を新たな戦前にしようとしています。戦争だけは起こしてほしくないという被爆者の思いと多くの国民の思いは一致しています。力を合わせ安倍首相の暴挙を阻みましょう」と呼びかけています。

 国連のキム・ウォンス軍縮担当上級代表が、潘基文(パンギムン)事務総長の「つどい参加のみなさまへのごあいさつ」を読み上げました。あいさつは、「悲劇の出来事が起こってから70年を迎え、被爆者のみなさんをたたえ、核兵器のない世界を実現するために私たちは揺るぎない決意を新たにします」としています。

 日本被団協の田中熙巳事務局長は「命あるかぎり市民社会と連帯して訴え続け、人類が平和で安全な世界に生存できるよう力を注ぎます」と語りました。

 広島で16歳のときに被爆した男性と長崎で17歳のときに被爆した男性は、熱線に焼かれて次つぎと亡くなっていく被爆者の姿を目の当たりにしたと証言。広島で被爆した男性は「核兵器は人類と共存できない悪魔の兵器だ。その残虐を訴えて戦争する国にならないようにしたい」と訴えました。


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