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2015年8月5日(水)

きょうの潮流

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 「戦争で安全な兵站(へいたん)なんてあり得ないというのは、まさにそのとおり。共産党は、安倍首相のごまかしを鋭く追及している」。元陸上自衛隊1尉の加藤好美さん(63)は、参議院安保法制特別委での日本共産党議員の質問を見て編集局に激励の電話を寄せました▼現役時代、部下に海外派遣希望を募る面談をしたことがあります。「非戦闘地域への派遣でしたが、もし命を落としたらと思うと、私も行かせたくなかった」。幸いにも誰一人「希望」する隊員はおらず内心ホッとしたといいます▼実際に海外の戦場にいくことになる自衛隊員の多くは、「後方支援」=兵站が安全という政府の宣伝に怒りと不安を募らせています。本紙の取材に応じた現役幹部も「近代戦において前方も後方もない。すべてが戦場だ」と断言しました▼その幹部はこうも語りました。「じつは、海外で自衛隊員の命を守っているのは憲法9条」。これまでは、平和憲法があるがゆえに比較的安全なところで活動し、憎しみの対象として標的にされることも米国などと比べると少なかったからです▼「安全のための法案」「安全な活動」を標榜(ひょうぼう)しながら、行き着くところになにがあるのか。もう誰の目にも明らかでしょう▼元陸自1尉の加藤さんは9月6日、地元群馬県桐生市で開かれる戦争法案反対の市民集会で訴える予定です。「戦争か平和か、本当に正念場です。若者や多くの国民が立ち上がっているのは心強い。私もできるかぎりのことをしたいと思っています」


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