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2015年7月7日(火)

新基地阻止 座り込み1年 合言葉は「諦めない」

シュワブ・ゲート前 歌と踊りを力に

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対して、県民らが米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前で続けている座り込みが6日で365日となり、1年を迎えました。灼熱(しゃくねつ)の暑さや雨をしのぐテントも設置され、参加者も増え続け、この日も全県・全国各地から約200人が座り込みました。


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(写真)座り込み開始から1年を迎えた米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、カチャーシーを踊る県民ら=6日、沖縄県名護市

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「この1年、ゲート前の座り込みを持続したことで、市町村ぐるみの新基地反対組織や海人(ウミンチュ)の会、埋め立て用土砂搬入反対の全国連絡協議会の結成など、さまざまな取り組みに波及しました。民衆の横の連携が広がり、保守も経済界も大同団結しています。新しい沖縄のたたかいのスタイルが生まれています」と語ります。

 沖縄県統一連の中村司代表幹事は「全国から多くの人が訪れ、各地での取り組みを報告してくれます。世論の変化を肌で感じています。この力を総結集して、広がった世論をオール日本にしていく役割を果たしたい」と決意新たに語りました。

 座り込み現場のたたかいの力になっているのが歌や踊りです。宜野座村の男性(67)が琉球民謡の「唐船ドーイ」の替え歌で「辺野古新基地や造(ちゅく)らちやならん」と三線(さんしん)を弾くと、座り込みをしていた人たちはカチャーシー(沖縄の手踊り)を踊り始め、ゲート前は笑顔に包まれました。

 「みんなが気軽に参加できる場にしたい」と語る男性。「二度と戦争の悲劇を繰り返してはなりません。“あきらめない”が合言葉です。新基地建設が止まるまで弾き続けます」と三線を握りしめました。


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