2015年6月30日(火)
報告に向け集中議論へ
辺野古新基地 第三者委が会合
|
米軍新基地建設に伴う前知事による沖縄県名護市辺野古の埋め立て承認について、瑕疵(かし)の有無を検証している第三者委員会(大城浩委員長)は29日、第12回会合を県庁で開きました。
会合後に記者会見した大城氏は、次回以降の開催日程について「微妙な時期であり、委員だけの場で集中してやりたいと考えている」として、非公開とする方針を示しました。
大城氏は、会合は「適宜まだ開いていく」としましたが、日程非公開の理由については「最初の段階と状況が違っている。時期の問題だ」と述べました。記者団から「密室の議論で、中立公正か疑問だとの懸念は拭えないのでは」と問われた大城氏は、「議事録、経過が開示されないことは制度上ない。第三者が検証することは可能だ。そういう懸念は一切ない」と断言しました。
また、検証結果の発表について大城氏は、「報告書が一番最初に提出されるのが県になる。その後どういう発表の仕方になるかは県が考えること。われわれの責任は報告書を出すまでだ」と話しました。