「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年6月29日(月)

新基地反対、連携さらに

沖縄 島ぐるみ会議が総会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の総会=28日、那覇市

 米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の閉鎖・撤去、「県内移設」断念、オスプレイ配備撤回の実現を掲げ、保守・革新を超えて名護市辺野古の新基地建設の阻止を目指す「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」は28日、那覇市で総会を開きました。

 この間、自治体単位での島ぐるみ会議や新基地に反対する組織が各地で結成されていることから、これらの団体・組織などと連携し協力するとの規約改正が行われました。

 また、国内・国連・訪米の各部会から報告があり、国内部会から、国内世論の喚起に向けた全国キャラバンの取り組み、国連部会から国連人権理事会への働き掛けなどが紹介されました。

 米軍キャンプ・シュワブのゲート前の座り込みなど現地での抗議行動へ参加するため、各地から出しているバスの運行回数は25日現在で177回、のべ8164人が参加。今後、現地でのたたかいを強化するため、ゲート前での抗議行動への参加者を増やしていくことが提起されました。

 また、翁長雄志知事が埋め立て承認の取り消しや撤回を決断した場合、各地域で知事の判断を支持する集会を開く「統一行動」が提起され、実現に向け検討していくことが確認されました。

南城市に島ぐるみ会議

350人が参加、熱気あふれる

 沖縄県南城(なんじょう)市で28日、「建白書の実現・辺野古新基地はつくらせない南城市島ぐるみ会議」の結成総会が開かれ、参加した約350人の、あふれんばかりの熱気が会場を満たしました。

写真

(写真)がんばろうと決意を固める結成総会参加者=28日、沖縄県南城市

 共同代表には、元県知事公室長の親川盛一氏、元玉城(たまぐすく)村長の大城晃氏ら5氏が就任しました。

 親川氏は、「安倍政権は県民の民意を無視し、独裁的に新基地を強行している。到底、民主主義国家とは言えない」と批判。「日米両政府に堂々と新基地を造らせないと訴える翁長知事に涙が出る思いだ。一致団結し、建白書実現、新基地阻止まで頑張ろう」と訴えました。

 青年代表の玉城潤さん(30)は「おじぃ、おばぁから戦争の話を聞いて育ってきた。戦後70年も米軍基地に苦しめられてきた沖縄に新基地を造り、負担をさらに強いるなんて、こんな理不尽な話はありません。戦争が始まってからでは遅い。いまこそ声を上げていきましょう」と訴え、参加者は「そうだ」の掛け声と大きな拍手で応えました。

 糸数慶子参院議員(無所属)、仲里利信衆院議員(同)が激励あいさつしました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって