2015年6月14日(日)
派遣法改悪に物言おう
非正規労働者が交流集会
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労働者派遣法改悪案などの労働法制大改悪を許さず、最低賃金の引き上げや均等待遇、雇用の安定をかちとろうと「第23回非正規ではたらくなかまの全国交流集会」が13日、2日間の日程で大阪市内で始まりました。
全労連非正規雇用労働者全国センターが主催。全体会には、過去最高の500人余が参加しました。
北海道の病院で臨時事務職員として働く女性(38)は初参加。「雇い止めされた人はいないが、1年ごとの契約だと不安だし、給料も安い」と話します。フルタイムパートで介護助手をしている熊本の女性(28)は「夫もパートです。2人合わせても生活保護ギリギリ。正規も非正規も利用者に対する責任は同じなのに、待遇が悪すぎる」と怒ります。
7団体の代表が運動を交流。労働契約法20条裁判の原告、浅川喜義さん(郵政産業労働者ユニオン)は、均等待遇を求めるたたかいを紹介。「非正規だから何も言えない、何も言わない。そんな世界にサヨナラしよう」と訴え、大きな拍手に包まれました。
同センターの根本隆副代表(全労連副議長)はあいさつで、労働組合運動の総力を結集して、派遣法改悪案を三たび廃案にしようと強調。「私たち一人ひとりに幸福を追求する権利がある。かけがえのない命を輝かせて、大いにたたかおう」と呼びかけました。
毎日新聞記者の東海林智さんと作家・活動家の雨宮処凛さんが、生きづらさを克服する働き方についてトークセッションしました。