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2015年6月1日(月)

故郷の土 戦争に使わせぬ

辺野古への搬出反対 全国連が発足

鹿児島・奄美

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て用の土砂(岩ズリ)の採取先とされている西日本各地の地域住民らは31日、「一粒たりとも故郷の土を戦争に使わせない」をスローガンに「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会を鹿児島県奄美市で結成しました。

 住民らは、新基地建設が沖縄と各地の自然を破壊し、軍事基地への加担を強制する二重破壊だとして、土砂搬出とあわせ即時撤回を求める決議を上げ、全国と連携したたかうことを確認しました。今後、土砂搬出反対の全国署名などに取り組みます。

 この日、奄美群島、瀬戸内海、門司、天草などの候補地とされる地域住民が連帯し、現状報告も行われました。

 採石場からの土砂流出や海洋汚染が深刻な奄美市住用町の市(いち)集落の榮清安(さかえきよやす)・同集落環境対策委員長(48)は、「公に声を出しにくい集落の中で全国とつながり声を上げていきたい」と話しました。

 同協議会結成を呼びかけた「自然と文化を守る奄美会議」の大津幸夫共同代表は、「各地の住民と手を取り合い、平和を守る国民的な運動の輪を広げていこう」と呼びかけました。「環瀬戸内海会議」代表の阿部悦子さんは、「辺野古への土砂搬出は故郷の環境を破壊すること。私たちは加害者になりたくない」とのべ全国と連帯する決意を表明しました。

 奄美市の採石場視察に訪れた、嘉陽宗儀・日本共産党県議を含む沖縄県議会の与党会派でつくる視察団5人が激励にかけつけました。


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