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2015年5月20日(水)

オスプレイ 危険まざまざ

参院委で井上議員 高度60メートル訓練も

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 日本共産党の井上哲士議員は19日の参院外交防衛委員会で、米空軍作成の資料を示し、横田基地(東京都福生市など)に配備される垂直離着陸機CV22オスプレイが「空中戦闘演習」として高度60メートルで訓練を行うことがありえることを告発しました。「沖縄にも横田にも新たな負担増になるCV22オスプレイの配備を中止せよ」と求めました。


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(写真)質問する井上哲士議員=19日、参院外防委

米空軍の資料示し告発

防衛相「横田CV22、沖縄へも」

 中谷元・防衛相はCV22の訓練について、日米合意により「原則として地上150メートル以上の高度で飛行する」と答弁しました。

 井上氏は「沖縄では合意は守られていない」と批判し、米空軍作成の「CV22作戦手順」を示しました。「作戦手順」の「空中戦闘演習」の項目では、敵の攻撃を回避する演習について「航空機モードで最も高い障害物から200フィート(60メートル)で開始し(中略)、転換モードでの回避演習の最低高度は、最も高い障害物から100フィート(30メートル)」と明記しています。

 井上氏が「このような訓練も横田周辺や沖縄でやるのか」とただすと、中谷氏は「CV22が沖縄に飛来することも考えられる」と明言し、CV22の飛行訓練が、沖縄をはじめ日本全土で行われる可能性を認めました。

 防衛省の鈴木敦夫防衛政策局次長は、米軍が保有するCV22が33機であり、米国外では英国に配備されていると答弁しました。井上氏は、CV22がシリアで夜間のIS幹部殺害の特殊作戦に参加している報道を示し、「10機配備されれば、横田が米特殊作戦部隊の出撃基地になる」と指摘し、「沖縄にも横田にも新たな負担増になるCV22オスプレイの配備を中止すべきだ」と求めました。


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