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2015年5月19日(火)

酒の安値適正化必要

大門氏に財務相「町の酒屋守る」

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(写真)質問する大門みきし議員=14日、参院財金委

 日本共産党の大門みきし参院議員は14日の財政金融委員会で、酒の安値販売が野放しとなっている問題をとりあげ、適正化を求めました。

 大門氏は、国が酒の小売販売免許の規制緩和を進めてきた結果、地域社会に根ざしてきた「町の酒屋さん」が消滅し、未成年飲酒やアルコール依存症等の社会問題が増加していると指摘。昨年の通常国会で「健全な飲酒環境の整備に関する請願」が全会一致で採択されたにもかかわらず、国税庁の取り組みが進んでいないと政府の姿勢をただしました。

 大門氏は、酒類の価格競争が激化する中、量販店がビール等を仕入れ以下の価格で売る=客寄せのための「おとり商品」販売の問題をとりあげ、「国の財政物資でもある酒類を、おとり商品としてよいのか」と質問。国税庁の佐川宣寿次長は、「酒類の特殊性にかんがみて不適切である」と答弁しました。

 また、自民党が安値販売を是正し、町の酒屋を守るため議員立法を準備していることについて、「飲酒運転撲滅など公益・社会貢献活動をやっているのが町の酒屋であり、日本酒文化の普及のためにも発展させるべきだ」と発言。これに対し麻生太郎財務大臣は、「私も町の酒屋の値打ちを感じている。守ることに賛成です」と答えました。


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