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2015年5月14日(木)

廃止あかん 大阪市

対立政治、続けるのか

帝塚山学院大学教授 薬師院仁志さん

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 橋下市長や維新の会は、学者とそれ以外の人を分断して対立させてきた。学校現場では保護者とか生徒や教師を利害共同体でなくし、対立させる。公務員と民間人を対立させる。つまり、対立を持ち込み二つに分断して、多い方の票を取って多数決で勝ちだっていう、そういう政治をずっと持ちこんできてるんですね。

 だけど、まちが発展するっていうのはそういうことじゃない。会長派と社長派が対立し、いがみ合ってる会社をすばらしいと思いますか。そうじゃない。そんなことじゃ絶対に発展しないんですよ。

 今の大阪は非常にまずい状態です。市民が二つに分かれて争ってる。そんなまちは発展しません。そもそも、市民は大阪市をつぶすかどうかでもめてたわけじゃない。対立なんてなかったんですよ。

 もめ事を治めて合意を取るのがリーダーの仕事です。だけど、維新の政治は、もめてなかったところに対立を持ち込んだ。本当に大阪市民が豊かになることを考えてくれてるのかなと思います。

 私たち学者だって大阪市民です。公務員だって大阪市民なんですよ。民間と大阪府・大阪市、市民が協力しないと大阪の発展なんかないんです。

 こんな対立政治をいつまで続けるのか。住民投票では、大阪市をつぶすかどうかも問われますが、人を対立させて、いがみ合わせるような政治をいつまで続けるのか。そういうことも問われると思います。

 (9日、大阪市で)


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