2015年5月13日(水)
廃止あかん 大阪市
いいかげんな説明と業績
関西学院大学教授 北山 俊哉さん
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インフォームドコンセント(十分な説明と同意)とあるのがいい例えで、これから手術をやろうかどうかというところで、医者の出しているグラフがいいかげんであると。
例えば、自分の実績のところはメモリの幅が2倍になったりとか、業績も非常にいいかげんで、いかがわしい。非常にうさんくさいお医者さんが手術をさせろと言っているわけなんですね。
もう一つは、みなさんも論外であると分かっている「道頓堀プール」。これはつぶれてしまったわけですが、「大阪都」構想も道頓堀プールと同じなんですね。
これは結局、資金繰りや地元との調整が難航したことが理由だといわれていますが、まさに「都」構想で特別区は資金繰りが大変になります。
調整も大変です。周りの特別区との調整や、一部事務組合という広域行政の枠組みで新たなものをつくる。それとの調整も非常に大変。もちろん府との財政的な調整もありますので、非常に調整が大変になるということです。
できるまでも大変、できてからも大変になりますので、この辺りもよく考えたうえで決定をしていただきたいと思います。
(5日、大阪市内で)