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2015年5月8日(金)

「都」構想で敬老パス拡大?

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 大阪市を廃止・解体する「大阪都」構想に関わる住民投票(17日)。大阪市の公報に驚くべき主張がありました。「敬老パスは市営交通以外にも拡大!」という橋下徹市長の主張です。

 ○…大阪市では、70歳以上の市民・約30万人に対して市バスや市営地下鉄が無料で乗車できる「敬老パス」を交付していました。「高齢者の生きがいと社会参加を促進し、福祉の増進に寄与するため」に市民の要求と運動が実り、市独自の制度として導入されたのです。

 ○…ところが橋下氏は、2011年の市長就任直後、「大阪市民はぜいたくだ」と言って、敬老パスの有料化をはじめ、次つぎと住民サービスの切り捨てを打ち出したのです。街ではこんな声が聞かれました。「橋下さんにだまされた」

 ○…それもそのはず、選挙戦で市民サービスの切り捨てを指摘された橋下氏は、ビラや街頭演説で「だまされないでください」「敬老パスはなくしません」と言い訳を繰り返していたからです。

 ○…有料化の形で「制度」は残ったものの、年3000円の負担金と1回乗車ごとに50円負担と利用者に使いにくい制度に改悪されました。地下鉄は黒字です。その黒字分を活用すれば敬老パスを無料で継続することは可能です。その地下鉄は売り飛ばして「市営交通以外にも拡大」とは。それこそ、もう「だまされないでください」です。(北)


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