2015年5月8日(金)
9条守る決意表明
衆院憲法審査会で大平議員
衆院憲法審査会が7日開かれ、各党が意見表明を行いました。日本共産党は、赤嶺政賢議員が代表して意見表明を行い、大平喜信議員が自由討議で発言しました。
大平氏は、アジアと日本国民に甚大な犠牲をもたらした侵略戦争の反省をもとにつくられた憲法9条の価値を強調。「核兵器廃絶を訴える被爆者、未来の日本と世界を担う若者のみなさんの熱い思いをしっかりと受け止めなければならない」と述べ、憲法9条を守りぬく決意を表明しました。
民主党は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」や安倍晋三首相の憲法観を批判しつつ、「現行憲法に足らざる点、補うべき点として明確になっているものから優先的に議論することを提案する」(武正公一氏)と主張。公明党は「環境権が『加憲』の検討対象の一つであるとの姿勢は変わらない」(斉藤鉄夫氏)と述べました。
一方、維新の党は「憲法改正発議要件の緩和」(井上英孝氏)などを主張。次世代の党は「(改憲項目を)合意できるところから早く合意し、国民投票の機会を得られるよう願う」(園田博之氏)と述べました。