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2015年5月6日(水)

NPT会議 実質討議を開始

最終文書へ各国が意見表明

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 【ワシントン=島田峰隆】ニューヨークの国連本部で開かれている核不拡散条約(NPT)再検討会議は4日、テーマ別に設けられた三つの委員会すべてで実質的な討議を始めました。第1委が核兵器廃絶、第2委が核不拡散、第3委が原子力の平和利用を扱い、最終文書のとりまとめに向けて各国が意見表明を続けています。

 第1委はすでに1日から討議を開始。条約第6条が核軍備の縮小・撤廃の法的義務を定めているにもかかわらず、その具体的措置がない“法的なギャップ”を正す必要があるという発言が相次いでいます。核兵器の非人道性に関する国際的な議論を最終文書に反映させるよう求める声も強く出ています。

 メキシコは会議成功の「受け入れられる最低限の結論」として、核保有国による全面廃絶への明確な約束の再確認と、核廃絶の効果的措置について多国間交渉を始める具体的行動を求めました。

 ブラジルは▽非人道性に関する国際会議を歓迎し、すべての締約国に対し核廃絶の議論の中心に非人道性の観点を据えるよう求める▽多国間で合意された、区切られた時間枠を持った法的枠組みのなかで核廃絶を追求することを確認する―ことなどを最終文書に盛り込むよう提案しました。


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