「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年5月6日(水)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 大地震から10日がすぎたネパール。被災者に物資が行き届かず、被害の大きかった農村や山間部の手当ても遅れています。住民の不安や助け合う姿を本紙の記者が連日伝えています▼東日本大震災のとき、5000枚の毛布とぬくもりがネパールから送られてきました。大使も被災地を訪れ、炊き出しや物資の配布に汗を流しています。その恩返しとばかりに、今度は東北の各地から募金活動をはじめ、支援の動きが活発になっています▼日本政府からの緊急援助物資も届きましたが、甚大な被害を受けた途上国の復興には息の長い支えが必要になるでしょう。今回、れんがを積み上げて造った伝統的な建物が倒壊。家の中にいたお年寄りや子どもの犠牲者が多かったといいます▼こんなニュースを耳にしました。十数年前から、日本の研究グループがネパールのNGOとともに校舎などの耐震性を高めるとりくみを進めてきた。対策を施した建物は大地震でもほとんど被害を受けていなかった、と▼先の国連防災世界会議では途上国への国際協力が話し合われました。「災害大国」日本が痛苦の経験や教訓を生かし、この分野で先駆けて貢献していくことが求められているはず▼活動期に入ったといわれる地球。昨日も箱根で火山性地震が相次ぎ、パプアニューギニアではM7・4の地震が起きています。温暖化も重なり、いまや天変地異はいつでもどこでも。軍事同盟の強化に血道を上げている場合ではありません。世界中が手を携えるときです。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって