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2015年5月4日(月)

政令市の大阪 なぜ廃止

よくする会 維新のウソばっさり

此花区でまちかど懇談会

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写真

(写真)まちかど説明懇談会で集まってきた住民に説明する瀬戸一正大阪市議(右)=3日、大阪市

聴衆ぞくぞく

 「なんで政令市の大阪市を廃止せなあかんの?」。大型連休のど真ん中の3日、大阪市此花区の此花公園で「大阪都構想のホント まちかど説明懇談会」が開かれました。「大阪市をよくする会此花連絡会」主催です。

 午前11時から始まった懇談会は、開始時20〜30人だった聴衆が、ぞくぞくと人が集まりだし90人ほどに膨れ上がりました。

 日本共産党の瀬戸一正市議が30分間、住民投票(17日投票)は何のためか、特別区はどんな権限と財源を持ち市民サービスはどうなるかなどわかりやすく説明し、その場で住民と意見を交わしました。

 「何か聞きたいことありませんか」と司会者が促すと、女性が手を挙げました。「地域でマイクを持って『よくする会』の人が“もし大阪市がなくなったら国保料が上がります”って言うてはった。そこへ今度は維新の会の人が来て“それはウソです。上がりません”って言うてた。どうなってるんですか?」

 瀬戸市議は、低所得者層の加入者が多い大阪市の国保料を抑制するために大阪市の一般会計から年間176億円を国保会計に繰り入れ、援助している現状を紹介。もし大阪市が廃止され特別区になったときに176億円の繰り入れがなくなれば1人あたり2万3000円の値上げになる事実を述べ、「特別区の自主財源が激減する上に、橋下・維新はこの176億円の繰り入れを続けるとは言っていません」と説明。「維新が“保険料が上がるというのはデマ”といっているのはウソの上塗りです」とピシリと指摘しました。

 自転車で通りがかり聞いていた男性(79)は、「大阪市がこのままでいいとは思わないが、廃止してバラバラにするのはダメ。失敗したら橋下市長も誰も責任を取らんよ。取り返しのつかんことになる」と話しました。

 此花区では2、3両日で4回のまちかど説明懇談会を開き、約300人が参加。10日までに10回開く予定です。


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