2015年4月23日(木)
沖縄・浦添市 新軍港受け入れ反対
市長の公約違反に抗議
米軍那覇軍港の「移設先」として新軍港受け入れを表明した沖縄県浦添市の松本哲治市長の市政報告会が21日、同市で開かれました。新軍港建設反対の公約撤回に、市民から「軍港受け入れは反対だ」「公約は政治生命だ。本当に受け入れるのか」「なぜ貴重な自然の海に軍港をつくるのか」など新軍港に関する質問が相次ぎ、「公約違反だ。市民に信を問うべきだ」との声も飛びました。
松本氏は「みなさんが軍港移設を絶対に許さない、反対するという気持ちならば、次の市長選で阻止してみせる市長を誕生させてください」などと居直りました。
参加した女性(36)は「市民の民意が変わったわけではないのに、当選したときの公約を変えるのは納得できない」と話しました。
同日、日本共産党の西銘純恵県議と、西銘健、伊礼悠記の両浦添市議は、松本市長に対し、公約破りの新軍港建設受け入れに対する抗議文を手渡しました。抗議文は、「新軍港受け入れは市民への裏切りであり、民主主義を破壊する暴挙だ。新軍港は未来永劫(えいごう)、市民の安心、安全な生活を奪う米海兵隊の危険な出撃基地となるもの。市長は受け入れ表明を撤回し、建設反対の公約を守ることを強く求める」としています。