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2015年4月5日(日)

きょうの潮流

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 覚えている人も多いのでは。ずいぶん前にドリンク剤のCMで「24時間、戦えますか」というキャッチフレーズが流行したことがあります▼当時の日本はバブル期。猛烈に働かされるサラリーマンたちの姿を映し出しました。長時間・過密労働による過労死が社会問題となり、全国で開設した「過労死110番」に電話が殺到し始めた時期です▼異常な長時間労働や過労死は今も続いています。最近の調査でも、男性の1日当たりの平均労働時間は375分でOECD加盟国中、最長。フランスの2倍超で、1日8時間労働で計算すると、年間153日も余分に働いています▼「資本は、社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命にたいし、なんらの顧慮も払わない」。マルクスは、際限ない資本の搾取欲を制限するには社会にルールをつくることだと指摘しました。ところが安倍政権は、逆に24時間働かせることができる「残業代ゼロ」法案を国会に出しました▼今でさえ、日本には残業時間の上限を定めた法もなく、大企業の多くが「過労死ライン」超えを当たり前のように。そのうえ、ただ働きや長時間労働を野放しにする。“現代の奴隷制”と、怒りがひろがるのも当然です▼この政権のやることは腹の立つことばかり。先日、強い怒りは健康に悪いという米経済紙の記事を読みました。心臓発作のリスクを何倍にも高めると。穏やかな心持ちをと思いながら、つい怒りわく日々。命と健康を守るためにも一刻も早い退陣を。


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