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2015年3月18日(水)

「都」構想の住民投票 問われるのは何?

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 ○…「大阪都構想の是非を問うという住民投票では、実際の投票で何が問われるの?」。投票権を持つ大阪市民からこんな質問を受けました。

 ○…根拠となる大都市地域特別区設置法の施行規則や市選挙管理委員会によると、実際の投票用紙には「特別区の設置について賛成の人は…反対の人は…」と記述される見通し。「特別区の設置」についての賛否が問われることになります。賛成または反対の欄に○を付ける記号式になるか自書式になるかはまだ決まっていません。

 ○…「特別区の設置」と言うと、あたかも大阪市自体はそのままで、市内の行政区が再編されて何か特別な区が設置されるだけかのような印象を受けるかもしれません。

 ○…現に維新の会は、ホームページで「都」構想について「大阪市の24区を再編し、五つの特別区を設置し、大阪府と大阪市の広域行政を統合すること」という作為的な説明をしています。ここには市廃止というショッキングな要素はみじんも感じられません。

 ○…実際には、先の大都市法にも「『特別区の設置』とは、関係市町村(=大阪市)を廃止し…特別区を設けることをいう」と明記されています。

 ○…つまり、今回の住民投票では、協定書に基づいて、大阪市を廃止し、半人前の自治体である五つの特別区にバラバラに分割することの是非が問われるのです。 (直)


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