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2015年3月13日(金)

きょうの潮流

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 職員へのパワハラで追及をうけていた大阪府の中原徹教育長がようやく辞職しました。女性教育委員の勇気ある告発で問題が発覚。以来、高まる批判の前に辞任に追い込まれました▼「誰のおかげで教育委員でいられるのか」「罷免要求を出しますよ」。認定こども園の定員を増やすという府の条例改正案に反対した女性委員に浴びせた暴言の数々。目立ちたいだけ、単なる自己満足とも。逆らうなといわんばかりです▼この教育長は府教委の職員にも人格を傷つけたり、配置転換や降格をほのめかしていました。こうした言動は、第三者委員会による調査でもパワハラと認められました▼この期におよんでも中原氏は第三者委の調査を「真実ではない」などと無反省な態度をとり、大学時代からの友人の橋下徹大阪市長も「辞める必要はない」とかばっています。これではまたくり返されるのでは、との懸念は消えません▼先日、最高裁がセクハラ発言をくり返していた社員への処分は妥当だと判断しました。ここでは上司の男性社員が部下の女性派遣社員に対し、1年以上にわたって露骨な性的表現をふくむ発言をつづけていました。「著しく不適切」。最高裁は厳しく指摘しました▼言葉の暴力は相手の心を傷つけ、体をむしばんでいきます。おかしいことはおかしいと声をあげつづけることは、職場に人間性を取り戻すことにもつながります。社会からさまざまなハラスメントをなくすためにも声をあげ、心ある人々と連帯し、立ち向かいたい。


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