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2015年3月8日(日)

きょうの潮流

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 働く女性が、妊娠や出産を理由に嫌がらせを受けたり、降格や退職を迫られるマタニティー・ハラスメント。労働組合の全国調査では4人に1人が被害を受けたと答えています▼新しい命を宿しながら職場で差別に苦しむ女性たち。それを支え、マタハラの実態を訴える活動にとりくむ小酒部(おさかべ)さやかさんが「世界の勇気ある女性賞」を受けました。人権擁護や女性の地位向上に貢献したことがたたえられました▼自身も妊娠中に上司から追い出しを受けて流産した小酒部さん。同じような被害者をなくそうと、「マタハラNet」を立ち上げ、政府や社会に働きかけてきました。「日本の基準は世界の基準ではない。働き方を見直すきっかけになってほしい」▼実際、日本の男女平等度は先進国の中でも最低ランク。政治への参加も大きく遅れ、性差別も横行しています。たとえば、新婦人が実施した全女性地方議員へのアンケート調査では「女性蔑視や差別、暴言などで不快に感じたことがある」との回答が半数以上にのぼりました▼「早く結婚して子どもを産め」「出産で休んだら税金ドロボー」「女に何ができる」。セクハラも多く、女性がおとしめられています。女性議員の数も少なく、1人もいない地方議会は2割をこえるとも▼安心して子どもを産み、育てながら、仕事をつづけたい。ほんとうに女性が輝く社会をつくりたい―。女性の権利や地位を向上することは社会の進歩につながる。きょう、その思いを結集する国際女性デーです。


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