2015年3月3日(火)
ヘリパッド使わせぬ
沖縄・東村高江 住民ら集会
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沖縄県東村高江の米軍北部訓練場N4地区に新設されたヘリパッド(着陸帯)の先行運用に反対する緊急集会が2日、N4ゲート前で開かれました。着陸帯建設反対の座り込みを続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の主催で約100人が集まり、「辺野古・新基地ノーのたたかいと連帯し、安倍政権を倒そう」と決意を固め合いました。
日本共産党の伊佐真次村議は、村議会がN4着陸帯の先行運用禁止を求めた決議を全会一致で可決したことにふれ、「ヘリパッドは完成してしまったが、使わせないたたかいを続けていく上で本当に大きな力になる」と強調。「北部訓練場の日本人雇用者は5人しかおらず、無条件全面返還させることで新たな平和産業が生まれる。これからも粘り強いたたかいを」と呼びかけました。
安倍内閣は2月17日、N4着陸帯2カ所の米軍への先行提供を閣議決定し、同25日には米海兵隊の欠陥機オスプレイがN4地区で離着陸訓練を強行しました。着陸帯から約400メートルに自宅のある女性(44)は「本当にショックだけどあきらめない。座り込みを始めて、今これまでにない良い波が来ている。私たちと支援のみなさんがつくり出してきた波、オールジャパンで安倍政権を包囲していこう」と力を込めました。