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2015年3月3日(火)

きょうの潮流

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 気がつけば、3月。北日本はまだ大荒れですが、草木が芽吹き始めるころ。きょうは桃の節句。梅が咲き、桃のつぼみがほころび、桜が開花を待つ。華やいでゆく花々は心を浮き立たせます▼先日ひと足先に満開の桜を堪能してきました。早咲きで知られる伊豆の河津桜です。川沿いを薄紅色に染める桜並木を、大勢と愛(め)でながら歩く。空に山に川に海に大地に。人びとは季節の移り変わりを自然のなかに感じてきました▼東京のオアシス、高尾山にも新しい春がめぐってきます。古くから聖なる森として守られてきた山。そこにトンネルを掘らせまいと、30年の長きにわたった「高尾山の自然をまもる市民の会」の活動が区切りをむかえました▼会報の発行も先月の319号が最終。そこには、豊かな自然を愛し、国や行政の横暴とたたかってきた会の経験を今後に生かしたい、との思いがあふれています▼天狗(てんぐ)裁判の団長だった樹木研究者の吉山寛さんは、過去と現在の高尾山の状況を比べながら、生態系の変化を心配しています。八王子市議として長年運動に携わってきた日本共産党の山口和男さんは、自身のとりくみを振り返りながら、激しかった運動の攻防をつづりました▼コラム「むさゝびの声」を担当した事務局長の橋本良仁さんは、いま公害・地球環境問題懇談会の幹事を務めます。「これまで目先の経済性や利便性のもとで、どれだけの自然が傷つけられてきたか。しかし私たちは近い将来、この流れは変えられると確信している」


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