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2015年3月2日(月)

辺野古 海底掘削再開へ加速

台船組み立てに市民ら抗議

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(写真上)スパット台船の一部を溶接する作業員=1日、沖縄県名護市辺野古

(写真下)ボーリング調査に使うスパット台船(左側のオレンジ色のやぐら)を組み立てる作業船=1日、沖縄県名護市辺野古

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 沖縄防衛局は1日、名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う海底掘削(ボーリング)調査の再開に向け、大浦湾に停泊している2隻の作業船上でスパット台船の組み立てに着手しました。スパット台船は、昨年9月に最初のボーリング調査を終えて以降、大浦湾から撤去されていました。

 調査は今週にも再開が狙われており、新基地建設の動きは重大な局面を迎えます。翁長県政は、ボーリング調査の根拠となる岩礁破砕許可の取り消しを視野に大浦湾で潜水調査を行っています。安倍政権は沖縄県民の意思を無視し、作業を着々と進めるかまえです。

 スパット台船は、ボーリング調査を行う地点にアンカー(いかり)で固定し、ドリルで岩盤に穴を開けます。その設置自体が環境破壊につながります。

 作業船を見下ろす高台では、市民らが続々と集まり、「サンゴを破壊するな」「作業員は作業を中止し、誇りを持てる仕事をしよう」などと抗議しました。

 一方、キャンプ・シュワブゲート前では、政府の圧力で撤去の危機にさらされているテント村に県内外から多くの人々がつめかけました。静岡県「袋井憲法9条の会」の竹野昇さんは「沖縄の問題は日本全国の問題。力をあわせて、戦争のための新基地をとめよう」と訴えました。


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