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2015年2月27日(金)

志位委員長が記者会見

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=26日、国会内

「情報監視審査会」

 日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で記者会見し、衆院情報監視審査会の委員が選任されたことについて問われ、「秘密保護法制全体が国民の目、耳、口をふさぐ憲法違反の立法であり、その秘密保全体制に国会を組み込むもので(審査会の)設置そのものに反対です。実効あるチェックにもなりません」と批判しました。

防衛省設置法改定案

 国会に提出される見通しの防衛省設置法改定案については「これまで憲法66条のいわゆるシビリアンコントロール――『文民統制』という大きな枠がありました。そして、これまで、『文官統制』ということで背広組が制服組をコントロールするという枠があったわけですが、それを外してしまって、統合幕僚長が直に作戦などの問題について防衛大臣を補佐するということになり、制服組が前面に出て自衛隊の運用をやっていくことにいよいよなってくる」と指摘しました。

 そのうえで「これはシビリアンコントロールを掘り崩す非常に危険な方向です。そして、この方向は、いま安倍政権がすすめている集団的自衛権行使容認の『閣議決定』の具体化という方向です。自衛隊を海外で戦争する軍隊にしていく。そのうえで、より効率的な体制をつくり上げていこうというものでもあって、危険な方向です」と強調しました。

下村文科相の疑惑問題

 下村博文文部科学大臣の疑惑については「いまの段階で提起されている疑惑に対して、下村大臣は国民に対する説明責任をきちんと果たすべきです」と指摘しました。「特に『博友会』という組織は任意団体と説明しているわけですが、その実態はどうなっているのか。政治団体としての実態はあるのかないのか。さらには、お金の力で文部科学行政がゆがめられているということがあるのかないのか。きちんと国民に納得のいく説明が必要です」と述べました。


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