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2015年2月26日(木)

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サービス残業がある。違法では

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 職場で毎日、2時間のサービス残業(賃金不払い残業)があるのですが、違法ではないのですか。(電機メーカーで働く労働者)


違法。根絶の仕組み必要

 もちろん違法です。使用者は、法律で定められた労働時間(1日8時間)を超えて労働者を労働させた場合、超えた部分について25%増し以上の割増賃金(残業代)を支払わなければなりません。(労働基準法37条)

 残業代の計算は1分単位で行う必要があります。10分単位、15分単位など時間枠を設け、それに満たない時間を計算に含めないというのは違法です。

 サービス残業は法律に違反した犯罪であり、経営者に6カ月以下の懲役か、30万円以下の罰金が科せられます。

 しかし、サービス残業はまん延しています。厚生労働省が実施した是正により、2013年度で123億4198万円が労働者に支払われました。これは氷山の一角であり、サービス残業を根絶する仕組みが必要です。

 今国会では、労働時間規制をなくす「残業代ゼロ」制度の導入が狙われ、「過労死の激増につながる」など強い批判の声があがっています。

 サービス残業の根絶とあわせて、労働法制の改悪を阻止することが求められています。

(2015・2・26)


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