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2015年2月26日(木)

きょうの潮流

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 連続テレビ小説「マッサン」も大詰め。朝ドラで初めて外国人の主演を務めた亀山エリー役の米国人シャーロット・ケイト・フォックスさんも収録を終え、喜びと感謝に包まれました▼いまドラマは戦時中。先週の放映でこんな場面がありました。外国人というだけで特高にスパイ容疑をかけられ、連行されようとするエリーが毅然(きぜん)と言い返します。「私の何がいけないのですか。私はあなたと同じ人間です。ここは私のふるさと」▼心に残ったのは本当にあったスパイ冤罪(えんざい)を思い出したからです。「宮沢・レーン事件」。日米が開戦した1941年12月8日の朝、北大生の宮沢弘幸さんが特高に逮捕されました。「スパイ」容疑で▼同大で英語を教え、親しくしていた米国人のレーン夫妻に旅行先の見聞を語ったことが罪に問われ、懲役15年の重刑を受けました。公に知られていた根室の海軍飛行場のことを話したと。エリーと同じ、当時の軍機保護法違反でした▼終戦後に釈放されますが、拷問や極寒の網走刑務所で衰弱し、栄養失調と結核のため27歳の若さで亡くなります。一家も「スパイの家族」として苦しめられ、名誉回復を求める運動は現在も▼宮沢さんの命日にあたる22日、菩提(ぼだい)寺の新宿・常圓寺で集会が開かれました。事件の真相をひろめ、戦争への道をふたたび許さず、秘密保護法を廃止に追い込むことを誓い合って。宮沢さんの妹で米在住の秋間美江子さんがメッセージを寄せました。「こんな家族を、もうつくらないでください」


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