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2015年2月22日(日)

沖縄連帯・支援広がる

各地で新基地反対集会 県庁に激励ハガキ次々

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 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する沖縄県民と翁長雄志知事のたたかいを支援する取り組みが広がっています。全国革新懇と沖縄の革新懇が1月にアピールを発表し、ただちに支援の声を上げようと呼びかけたものです。全国から翁長知事のもとに激励ハガキが届き、連帯集会などが各地で開かれています。


革新懇がよびかけ

写真

(写真)商店街で宣伝し、沖縄への支援を呼びかける人たち=1月29日、京都市伏見区(伏見革新懇提供)

 「安倍政権はオール沖縄の総意に従い、計画撤回を」

 京都市伏見区の商店街で行われた緊急宣伝(1月29日夕)にはフェイスブックを見て参加した人など約30人が集まりました。

 音楽家や弁護士、宗教者、学生らがリレーで、沖縄への支援をマイクを使って訴えました。辺野古の海を回遊するジュゴンのぬいぐるみもかぶってアピール。年配の男性が1万円を募金し、30分間の宣伝で寄せられたカンパは2万円を超えました。

 千葉県船橋市の船橋革新懇はハガキへの協力を訴えるカラーのビラ1000枚を作成。27日夕に地元の津田沼駅前でこのビラを配って宣伝します。

 全国革新懇の呼びかけの一つが、安倍晋三首相に抗議のハガキ、翁長知事には激励のハガキを送って草の根の声を届けることです。「翁長さんを励ましたい」との要望は多く、残っていた年賀状に一言書いて送った人もいました。

 沖縄県庁の知事公室によると、20日現在で3029通の激励ハガキが届いています。

 「私たちもできることを広げて、後に続きたい」と書いたのは東京都昭島市の女性。大阪府高槻市の男性は安倍政権の不当な圧力に負けないで。私たちもできる限りの応援をします」と連帯を表明してきました。県の担当者によると、ファクスなどでの激励もあるといいます。

地域で集会

 沖縄と連帯した各地の集会は盛況です。「新基地建設を許さない」との一点共闘で画期的成果を生んだ沖縄のたたかいに学び、全国各地で同じように発展する可能性があると確信になっています。

 岩手県滝沢市で1月17日に開かれた「沖縄県民と連帯する岩手県民集会」(同実行委員会主催)には、会場いっぱいの約300人が参加。高松市で今月12日にあった連帯集会(香川革新懇主催)は、平日夜の開催にもかかわらず満席。集会に先立ち、商店街をデモ行進してアピールしました。

 今後、3月4日には東京・大田革新懇が“オール沖縄”の仲里利信衆院議員を迎えて集会、長野市では同15日に県民集会を予定しています。大阪府交野市では交野革新懇が5月23日開催の集会を準備しています。

現地を訪問

 全国革新懇は25日から沖縄現地支援団を派遣します。参加するのは、翻訳家の池田香代子氏、全商連会長の国分稔氏、元日大副学長の牧野富夫氏、元狛江市長の矢野裕氏の代表世話人のほか、東京、大阪など各地の革新懇から計25人が合流します。28日まで滞在し、名護では稲嶺進市長と面談。辺野古、東村高江などを訪れて交流し、県庁で翁長知事を激励し、記者会見する予定です。

 全国革新懇の乾友行事務室長は言います。

 「安倍政権による度外れた沖縄いじめが、民主主義の国で許されるのかという義憤が広範な人にあります。民意に耳を貸さない安倍政権の姿勢は沖縄に限らず、あらゆる問題に及んでいます。こんな暴走を許せば憲法も生活も守れないと多くの人が声を上げていると実感しています。心ある幅広い人々と手をつなぎ、オール沖縄との連帯にふさわしい支援を広げたい」


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