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2015年2月19日(木)

きょうの潮流

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 今日2月19日は旧暦の元日です。旧暦文化が根付いている中国、韓国、北朝鮮、ベトナムをはじめ、東南アジア各地の華人系社会でも正月のお祝いが繰り広げられます▼タイの首都バンコクはタイ系住民が多数ですが、華人系、イスラム系など多くのコミュニティーもあります。旧正月に目抜き通りを歩いて華人系の商店やビルの前に来ると、とつぜん正月のお祝い騒ぎに包まれます。さらに歩くと、今度はブルカに身を包んだイスラム教徒の女性でにぎわう一角に出くわします▼東南アジアには世界有数の多民族国家が多い。各国の民族の数は、タイが約20、ラオスが約50、ベトナムが54、ミャンマーは136、インドネシアは約300。平和に共存している国もあれば、紛争が続いている国もあります▼少数民族武装組織と政府の和平交渉が難航しているのがミャンマー。ミャンマーから初のカトリック枢機卿に選任されたチャールス・マウン・ボー大司教が、和解と平和を呼び掛ける新年メッセージを発表しました▼「暴力は人の命を奪うだけでなく、同胞愛ときょうだい愛を死に至らしめる」「貧しい人々、底辺の人々、少数民族、希望を失い見捨てられた人々の声になりたい」▼新年を祝う人々の思いは皆、同じ。郵便やメールで届く年賀状には、「幸福」「平安」という言葉が目立ちます。本来の未(ひつじ)年は旧暦元日の今日から。「未」は元来、やがて大きく成長する木を表した象形文字だといいます。平和の結実へと成長する歩みは続きます。


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