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2015年2月19日(木)

西川農水相側に違法献金の加工会社

補助金総額12億3100万円

斉藤衆院議員調べ

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 林野庁の事業で国の補助金を2012年に受けながら同年、西川公也・現農水相の政党支部に政治資金規正法違反の疑いが強い献金をしていた木材加工会社「テクノウッドワークス」(栃木県鹿沼市)が、09年度、10年度にも補助金を受け取っていたことが、日本共産党の斉藤和子衆院議員の調べでわかりました。

 西川氏は国会で、「この事業が継続するよう努力したい」と答弁するなど、再三、同事業の必要性を強調していたことも判明しました。

 テクノ社は、林業振興や森林保護のため、09年5月に創設された林野庁の「森林整備加速化・林業再生事業」で補助金を受けることが12年5月に決まり、同年、7億円の補助金の交付を受けました。

 斉藤議員の調べによると、テクノ社は、09年度にも1億6100万円、10年度にも3億7000万円、同事業の補助金を受け取っていました。同社が受けた補助金の総額は12億3100万円にのぼり、同社は、栃木県内に新設したプレカット加工施設の機械設備導入などに充てました。

 西川氏は、同事業を積極的に推進してきました。

 14年9月、第2次安倍改造内閣で農水相に就任した西川氏は、翌10月16日の参院農水委員会で、自民党議員の質問に、「できるかぎり、この事業が継続できるように努力をしてまいりたい」と答弁。11月21日の記者会見でも、農業における経済対策について問われ、「要望の最も強いのは加速化基金(森林整備加速化・林業再生基金)。どう対応するかだが、最大限の努力をしていきたい」と答えています。


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