2015年1月25日(日)
基地つくる鬼 退治
沖縄・辺野古 ゲート前
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戦争につながる基地をさらにつくろうという「鬼」を追い払おうと、沖縄伝統の「ウニムーチー(鬼餅)」行事が24日、新基地反対の座り込みの続く同県名護市の米海兵隊基地(キャンプ・シュワブ)ゲート前で行われました。
辺野古テント村でカヌー隊に食べ物などを差し入れする女性メンバーが発案。伝統衣装で「ウニヌヒサヤチ」(鬼の足を焼きましょう)といいながら、餅の蒸し汁を基地に向かってまきました。そのひとり、読谷村の女性(61)は、「いまでも基地被害に苦しむのに、孫の孫の世代にわたる過重負担をかぶせる日米両政府は鬼そのもの。おっぱらいたい」と話しました。
もともと「ウニムーチー」は旧暦の12月8日に月桃(げっとう)の葉に包んだ蒸した餅を食べて、子どもの健康を願い、厄払いをすることです。また、蒸し汁を家のまわりにまいて虫よけしたといわれます。
女性らが蒸した鬼餅は700個。「米軍新基地はいらない」と県内外から続々と集まった支援者が「これはおいしい。午後もがんばる」と鬼餅に舌鼓を打っていました。