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2015年1月24日(土)

東京平和祈念館建設早く

「すすめる会」が都に署名

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(写真)記者会見で東京都平和祈念館(仮称)建設の早期実現を訴える金子氏(左から2人目)ら=23日、東京都庁内

 「東京都平和祈念館(仮称)建設をすすめる会」(代表世話人=金子勝立正大学名誉教授ら4氏)は23日、戦争の悲惨さを伝える平和祈念館の早期建設を求める、名誉都民の山田洋次氏ら著名人95人の署名を、舛添要一知事あてに提出しました。

 今年はアジア・太平洋戦争終戦(1945年8月15日)の年の3月10日に、東京大空襲で10万人余の命が奪われてから70年になります。

 署名は、戦争の悲劇を繰り返させないため、内外に平和といのちの大切さを発信する拠点として一日も早い平和祈念館の建設を求めています。

 金子氏のほか柴田桂馬(東京原水協代表理事)、高岡岑郷=しんごう=(国民学校一年生の会事務局長)氏ら6人が、署名簿を生活文化局の鳥田浩平文化振興部長に手渡し、要望しました。

 提出後の記者会見で高岡氏は「(1993年の)基本構想懇談会の報告は超党派でまとめられたものです。その原点に立ち返って、戦争、とりわけ東京大空襲の体験者が生きているうちになんとしても実現させたい」と述べました。

 金子氏は「私たちと皆さんの共同で、一刻も早く東京都が世界中に平和を広げることができるようにご協力いただきたい」と語りました。

 署名した主な著名人(五十音順・敬称略) 池辺晋一郎(作曲家)、宇都宮健児(元日弁連会長)、大澤豊(映画監督)、小森香子(詩人)、早乙女勝元(作家)、都丸哲也(元保谷市長)、羽田澄子(記録映画作家)、本間慎(フェリス女学院大学元学長)、松元ヒロ(コメディアン)、山崎朋子(ノンフィクション作家)、山田洋次(名誉都民・映画監督)


 東京都平和祈念館建設構想 1979年に永六輔氏ら12氏が都知事選候補者に「空襲・戦災記念館」建設の要請書を送ったことを契機に、多くの市民団体が要望を行い、92年に鈴木俊一知事が「東京都平和祈念館基本構想懇談会」を発足させました。94年に「東京都平和祈念館(仮称)」基本計画を発表。99年の都議会本会議で「議会の合意を得た上で実施する」との付帯決議が採択されたため、建設は凍結されています。都は、約5000点の資料を収集してきましたが倉庫に保管されたままになっています。広島・長崎など戦争の被害を受けた都市には公的な資料館が建設され、平和を訴えています。


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