「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年1月18日(日)

阪神・淡路大震災20年「風化させない」誓う

神戸で犠牲者追悼 復興の課題は山積

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 一瞬にして住宅が倒壊し、炎が一帯を焼き尽くしたあの日から20年―。6434人の命を奪った阪神・淡路大震災から17日でちょうど20年となりました。被災地では追悼の催しが早朝から無数に行われ、住民は震災を忘れず、風化させないことを犠牲者に誓いました。


写真

(写真)神戸市街を見下ろす山の上で「希望の鐘」を鳴らし、震災犠牲者を追悼する人たち=17日午前、神戸市中央区

 神戸市を一望する同市の諏訪山公園では、「早朝追悼のつどい」(被災者ネットワークなど主催)が開かれ、180人が地震の起きた午前5時46分に黙とう。読経のなか一人ひとりが「神戸・希望の鐘」をつき、手を合わせました。

 東灘区の女性(80)は「あのとき、うちに遊びに来ていた4歳の孫が家に帰った後、亡くなりました。きょうは謝りに来ました。助けてあげられなくてごめんね、と」と話していました。

 安田秋成・被災者ネットワーク代表があいさつ。日本共産党の山下芳生書記局長もあいさつしました。

 犠牲者の氏名が刻印された同市東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」には、絶え間なく遺族が訪れました。

表:阪神・淡路大震災データ

 当時20歳のおいを亡くした大阪府吹田市の女性(67)は「倒れてきた柱が顔に強く当たって亡くなりました。(銘板に)痛かったろうね、と話しかけ、さすりました。これからというときに…」と語りました。

 同日、救援復興兵庫県民会議は神戸市中央区内でメモリアル集会を開催。20年に当たって、東日本大震災被災地と連帯し、被災者支援を前進させるたたかいをよびかけました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって