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2015年1月11日(日)

きょうの潮流

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 「軍事費4・98兆円、過去最大 3年連続増額」。9条改憲は「自民党の結党以来の目標」「歴史的チャレンジだ」と安倍首相。年末年始のきな臭さ漂うニュースの中で迎えた年明け。年賀状に「安倍暴走」「憲法改悪」阻止の文字が、昨年より一段と躍ったのもうなずけます▼本紙の「みんなのアンテナ」欄に先月、埼玉県の女性の投稿が載りました。NHKラジオの新日曜名作座で流れた山田太一氏原作の「終りに見た街」への感想です▼太平洋戦争末期の時代にタイムスリップした家族を描いた物語。「彼らは『戦争の終わり』がいつ来るのかを知っています。この一家の運命を思い、恐怖のような気持ちが襲ってきました」と▼山田氏は以前、この作品にこめた思いをこう語っています。「戦争なんかしちゃいけない。その代償はものすごく大きい。怖いですね…それを伝えることは戦争を記憶している者の責務だと」▼ラジオ名作座のほか過去2回テレビドラマ化され、そのたびに反響を呼びました。戦争肯定の論者を、物語と対比してこう批判したものもありました。「彼らは誰一人として『その路線で突っ走った結果、最後にどんな結末を迎えたか』という点には一切触れようとしない」▼戦後70年のことし、ラジオ放送から始まった放送90年でもあります。NHKの「放送90年イメージソング」はサザンオールスターズの「平和の鐘が鳴る」です。「響くのは誰の胸に 貴方(あなた)へ」の歌詞のように、平和の鐘が高らかに鳴り響く年にしたい。


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